子どもが嫌がって手を洗わない

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子どもが手を洗わない3つのココロ

ヒトとしての手洗い初期設定

これが難しいのです!最近、「子供が手を洗わないのだけれど、どうしたらいいか」という問い合わせが殺到しているので考えてみようと思います。

まず、最初に手を「洗わない」のではなく、「手を洗う」であるということです。何が言いたいかというと、ヒトとして「洗わない」ことが初期設定だということ。手を自主的に洗う動物といったら、アライグマぐらいしか知りません。人間だって、コロナ前ですがトイレ後にでさえ手を洗わない人が15%もいるという驚くの報告を消費者庁が出しています(平成27・政府広報オンラインより)。これは偏見ですが新宿駅男子トイレに限ったらもっと割合が高いはずです。(著者は洗って・・・います!) とにかく人間もこのコロナ騒動がある前は、そこまで口うるさく「手を洗え!」といわなかったはずです。

そこで、子どもたちからしたら急に設定を変えられるものだからまずパニックになっていることは親心にとめておきましょう。特に男児2~3歳じゃないかな。

上着を嫌がって着ない子どもの心 手洗いしないこどもの心

コレなんですけれど、それはもう一人一人理由が違うのでなんともいえないのですが、最近見た光景をお伝えしたく思います。

2~3歳くらいの子が家の前で、親と「ジャンバーを着なさい」「ジャンパーを着たくない」の攻防を繰り広げていました。よくある光景です。ちなみに、正しくは、「バー」ではなくて、「ジャンパー」なので、その点、奇跡的に子どもが正しいのですが、母親らしきその人は「お外すごく寒いから着なさい!」と1点張り。それに対して、子どもは「サムクナイモン!アッタカックナイモン!」とよくわからないことを言っています。繰り返しますが、よくある光景です。もちろん子どもは、鼻水を垂らしています。 その光景をみて、心理学者の私としてはニュートンのリンゴが一かけらくらい落ちてきた衝撃の事実を理解しました。

なぜ、子どもはイケてるアンパンマンジャンパーを着なかったのだと思いますか?

バイキンマン派だったのでしょうか。
そうかもしれません。理由はわかりません。

ただ!思ったのは、2歳児の子どもって上着を着て「暖かくなる」という感覚がピンとまだきていないのではないかということです。

そりゃ大人は数十年生きていますから、上着を着ると暖かくなるという「感覚」は当たり前のように知っていますが、子どもからしたらまだまだ結びついてなくてもおかしくないと思ったのでした。へたしたら、「寒い」とか「暖かい」とかもまだよくわかっていないんです。ああいう感覚は、言葉がしっかりしてくることと関係してきますから。

たとえるなら、この時代にある日、あなたの母親から突然、テレワークするならソフトは、Lineじゃなくて、アンパンマングーゲルMeetがいいよ!!セキュリティの脆弱性があるから!!と言い寄られているようなものかもしれません。

いやいや、そもそもセキュリティの脆弱性がピンとこないし、なぜ突然GoogleMeet じゃなかった、「アンパンマングーゲルMeet」を勧めてくるのか。とりあえず、使いなられているLineでいいから!ってなりますよね。

おそらく、手洗いについても、バイキンマンこそ知っているけれど、コロナウィルスが危険だから、とか病気になっちゃうからとか、汚いからとかまだピンと来ないのでなかなか大変な攻防を親子は繰り広げるのではないかと思います。

もう一つ知っておきたい心、心理的リアクタンス

ここまででピンときて価値観共有された方は、ここは読み飛ばしていただいてもかまいません。

さて、もう一つ大事な心理学用語は「心理的リアクタンス」です!

これは、 心理学者 Brehm, J. W が言い出したことなのですが、 人は自由を制限されると激しく抵抗し、自由を回復しようとする心の性質があるということです。

「~したらダメ!」はもちろん、「~しなさい!」と言われると、かえって逆のことをやりたくなる人多くないですか?私とて、ウェイターがシェフのお勧めを強く推してくるとそれ以外を選ばざるえません。警察が道路封鎖しているとかえってそこを通りたくなります。盗んだバイクで走りたくなります。

そう、いやいや期や反抗期は特にそれが強く出る時期なんですね。

というわけで、そろそろ本題の心理戦略的に子どもに手を洗わせる方法を話そうと思うので、この先は、興味ない人は絶対に!絶対に見てはいけません。絶対です。

コロナ感染防止 子どもに手を洗わす方法

心理戦略的に子どもに手を洗わせる方法

というわけで、ここまで、親は3つの子どものテーマを攻略しないといけないということを論じてきました。すなわち、①ヒトとして洗わないのが普通という心持ち ②子どもは手洗いの重要性がわかっていない ③「洗いなさい!」といってはいけない。

ということです。難易度高めです。高めなので、大大大前提として、母親がゆとりを持っている必要があります。こんな時期に、なかなかゆとりを持てないと思いますが、子どもが手洗いをしないで「怒り」が沸いてくるのは、母親の方のSOS信号です。子どもは手を洗う重要性がまだわかってないし、そもそも手を洗わない生き物だし、新宿駅のトイレで手を洗わないおっさんに注意したら逆ギレしてくるように、子どもは基本的に手洗いは嫌がります。そこを攻略するためにはエネルギーが必要なので、まずそこをチェックしてください。実は手洗いさせるって難しいことなんですね。

そこで、手を洗わせる方法は大きく2つあります。

方法1 支配と恐怖で洗わせる

現実的に日々使うことも多い方法ではないでしょうか。ここまで解説してきたことをすべてすっ飛ばす方法です。手洗いの重要性を理解していようがいなかろうが力で洗面所まで連行し、リアクタンスを親の支配で無効化し、強制的にヒトではなく人間の価値観を石鹸とともにこすりつける方法ですね。「ヤダー」とだだをこねて泣く子どもの姿が見えます。いや、でもこれ実際、現実的にやらざるおえない時ってありますからね。一応選択肢の一つとしてあげておきました。

方法2 「やりたい」主体性に訴えかける

さて、まー毎回でなくてもいいので、戦略的にこちらの手を使うのもいいと思います。ちなみに戦略とは無駄な戦いを略すると書いて「戦略です。」というのは、結果、「楽」で「省エネ」になるはずだからです。

なぜか!それは、主体性に訴えるからです。支配でのコントロールは、その場は有効で時として即効性がありますが、ずーっと親がコントロールしなければならないということでもあります。それに対して、主体性に訴えかける方法は、自分で考えて動く方法を育むことなので、長期的にみれば楽になるはずです。「いつまでたっても自分で考えて動けない」となる前に方法1・2のバランスを日々とっていく必要があるのです。

というわけで、手洗いの場合でしたら、どんなのがあるでしょう。

とことん手を洗う重要性について本人に絵本等使って教え込む。

うーんこれは有効かもしれないけれど、小さい子には難しいかもしれません。ウィルスとか難しいですからね。病気とか死もまだよくわからないと思います。というか、死にたくないのはこの時点で子どもよりも「親」の子どもを失いたくない気持ちの方がはるかに上なので、そんな気持ちは全然ピンとこないでしょう。なんで親があんなに死ぬほど手を洗えとうるさくいうのか、子どもは親心がわからんですね。

スタンプカードを使う

これは結構いいかもしれません。子どもの好きなスタンプシリーズを置くとです。手を洗う<スタンプ 作戦ですね。ものでつってるじゃないか!!という指摘があるかもしれませんが、この辺の外的動機づけの話はまたいつかしますね。

臨床ではこのシリーズ使ってます。便利!

手洗い動画を使う+α

これも有効とのお声をいただいています。ただ、動画だけでは、ダメで演技力が必要です。動画とともに、まず親がめっちゃ楽しく手を洗う姿を大げさに見せつけてやる必要があります。父親、おじいちゃん、おばあちゃん、みんなで祭りのように一度やっておくと効果てきめんです。要は、手洗いを楽しい雰囲気にするということですね。優しい世界なもので、今、YouTubeでは様々な手洗い動画が公開されています。個人的にはピコ太郎なのですが、今の幼児にとってブームはすでに生まれる前なので、「手洗い動画」もしくは英語で「wash hands for kids」と検索してみてください。嵐やあのトラが手を洗っている動画、英語版も面白そうなのがありますね。間違えて「足を洗う動画」で検索するとトップは怖い話なので十分気を付けてください。

パペットを使う

これは意外と演技力必要ないとのお声をいただいております。子どもの好きなキャラクターのパペットを使い、パペットから頼み込むという作戦です。これはおそらく、先述した心理的リアクタンスを和らげるのではないかと思うのですが効果があるようです。パペットがない場合は、絵本のページでもいけるようです。親の指示は反抗するのに子どもによっては、「トーマス」から「ねー〇〇君!お願いがあるんだ!手を洗ってくれないかね?」と、手洗いをお願いされると、すんなり行くことがあります。トーマスには手が無いのにです。

アンパンマン ハンドパペット ソフト アンパンマン 182500

まとめ

以上、子どもが手を洗わない場合の心理戦略のご提案でした。人類が経験したことのない事態で、実は親の方がまいってる状態かもしれません。そんなときはなぜか親も子どもの手洗いが余計に気になるものです。子どもは手を洗わないのがデフォルトの設定ということで、ゆとりがあるときに主体性に訴えた対応ができれば素敵と思います。

心理学的にこの部分をもっと知りたい方は、オンライン研修も用意してあります。(現在、ダイジェストや資料は無料でご覧いただけます)合わせてご利用ください。急遽オンライン化したので音が悪いですが、価値ある研修ですよ。




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