臨床心理士試験対策 二次面接について
(※経験者としてのアドバイスです)
前提
- 面接官は10分間にできるだけ多くのことを知りたいので、一つの質問に対して、具体的な体験を織り交ぜながら簡潔、明瞭に要領よく答えることが大切です。
- 4領域(心理査定、心理面接、地域援助、研究調査)に従ってあなたの現在の活動を説明して下さいといわれることもあるので、準備しておいて下さい。
- 正直に、謙虚に答える。苦手なところや経験していない部分は、前向きな意欲があることを伝えましょう。分からないことを尋ねられたら、あせらず、「今後、勉強します」等。
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質問されること
一次試験のこと
受験番号と名前
・一次試験はどうでしたか?
・論述は難しかったですか? 論述でどのようなことを書きましたか?
現在の職場、ケース、活動について
・どんな職場にいますか? どんな勤務状況ですか?
・どんなケースをどの程度もっていますか?
・これまでに事例で困難だったのは?
・地域援助は何かやっていますか? 関心がありますか?
➡やっていなければ、今後やりたい意志を伝える。可能なら具体的に。
・あなたの拠って立つ理論は?
大学院時代のこと
・大学院時代はどんな勉強をしましたか? それはどんな点で役に立っていますか?
➡簡潔に答えられるようにしておく。
・大学院ではどのようなケースをしましたか?
➡大学院の相談室でのケースだけでなく、病院や学校での実習で経験したケースがあれば、それを話す。ケースをほとんど経験していない場合は、相談室ではケースが少なかったのでケースが回ってこなかったと正直に話す。
スーパービジョン、自己研修のこと
・個人スーパービジョンは受けていますか? どの程度、誰から受けていますか?
➡SVを受けていない場合、その必要性を感じていることや、受ける意思があることを伝える。
・どんな研修や研究会に参加していますか?
・学会には入っていますか?
・あなたの苦手な/不得意な分野は? それをどうやって克服しますか?
心理テストのこと
・職場で心理テストを行なっていますか? どのようなテストを使用していますか?
・あなたの使える心理テストを上げてください その心理テストはどこで学びましたか?
➡心理テストを職場で施行していない場合、心理テストをしたい意志があること、もし研修に行っていればそれを話す
研究のこと (まれに聞かれるようです)
・修士論文のテーマは? その結果は?
・今後、学会発表や研究を行なうことはどうですか?
➡学会発表をしたり、論文を書いていればそれを伝え、そうでない場合は研究にも意欲があることを伝える。 *研究は事例研究も含む。
今後の方向性
・これから/資格取得後どんな臨床の方向に進みたいですか?
➡進みたい臨床領域(いろいろやりたいもOK)について話す。
心理臨床に進んだ動機 *他専攻出身者と社会人経験者は尋ねられやすい
・なぜ心理臨床の方へ進もうと思ったのですか?
➡教師等の別の領域に生かすのではなく、臨床心理の仕事(具体的に言う)をしたいためであることを言う。臨床心理士にアイデンティティがあることが重要。
臨床心理士に必要なもの
・臨床心理士にとって必要なものは何ですか?
➡ex.学会・研修会に参加する、スーパーバイズを受け続ける、教育分析などの自己研鑽の必要性
・あなたにとって資格を取ることはどんな意味がありますか?
・なぜ臨床心理士の資格を取りたいのですか?
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