発達論3_思春期

目次

フロイトの精神性発達理論

男根期(Phallic phase)

源泉 外生殖器

対象 男性では母親、女性では前半は母親、後半は父親

目的 性愛対象としての独占 

去勢不安

4歳~6際

男女の性別を認識。エディプスコンプレクスが生じる。女児は男根への羨望と、去勢されたために男根が欠けているのだという誤解に基づく去勢コンプレックスが生じる。男の子だと母親を独占したい。母親への性愛と父親への殺人衝動。自分が父を殺したいという気持ちは、父が自分に仕返しをしようとしていると置き換えられる(去勢不安)。去勢不安によってエディプス願望を捨て、父親と同一化することで超自我が形成される。自己主張・競争心・虚栄心などがこの時期の心理的葛藤の主題になる。

思春期とは

思春期:精巣における精子の形成,初潮から長骨骨端線の閉鎖までの数年間

女子のほうが思春期は平均して2年早く始まり,早く終わる。思春期遅発群のほうが身長は高くなる。身長は男子が女子を平均して中学2年の時に追い越す。筋力も男子のほうが女子よりも強くなる

3.初期から中期思春期における親子関係の変化

親に全面的に頼れない部分が発生する(incest taboo)

うざい,臭い,寄るな,触るな,あっちに行って。

反発・反抗=親離れの現れ

エディプスコンプレクスの再燃

4.同性の仲間関係の変化

親密な同性同年代仲間の形成 → 自我理想の書き換えに必要十分な条件

loyalty 忠誠,忠誠をめぐる葛藤の発生

困ったときに親または教諭に相談するのは例外的な出来事(5-10%)

privacyを必要とする

親子間で育ちそこなった部分は仲間関係を通して修復される

5.仲間を失うことによって生じる諸問題

超自我の緩和不能

自我理想の書き換え不能

発達の停滞

性衝動,攻撃衝動の鬱積 ⇒ 異常行動の発生

ここの部分についてのお勧め本
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この記事を書いた人

沢 哲司のアバター 沢 哲司 合同会社FromU 代表|臨床心理士・公認心理師・博士(医学)

大正大学で臨床心理学を学び、北里大学大学院で発達障害の神経心理学的研究に取り組んで博士(医学)を取得。病院・保健所・小学校のスクールカウンセラーとして臨床を重ねたのち、東京福祉大学・北里大学大学院で教員を務め、心理オフィスFromUを開業。
いまはカウンセリングと心理検査のほか、企業・学校での研修やコンサルテーション、大学での臨床心理学の講義を担当しています。専門は発達障害、心理アセスメント、精神分析的心理療法。
このブログでは、臨床心理学を学ぶ人と心理職を目指す人に向けて、見立ての考え方、大学院入試の過去問分析、心理学部の選び方を書いています。

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