コロナ 子どもへの対応 小川先生の投稿より

精神科医【小川恵先生】の情報が高価値で素敵なのでご許可をいただきましたのでシェアいたします。(フェイスブックページからの転載なので一部表示がくずれます)
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小川恵先生のFacebook20200412の投稿より
小川恵先生(@日本橋馬喰町  https://cocoro-sodachi.clinic/ こころの育ちクリニック院長)

はじめに

新型コロナウイルス感染症の広がりの心理的な影響が各所に出だしております Ver.0405 ・長い春休みで子どもが夜も寝ないほどのゲーム依存になっていて、時間制限が出来ません ・子どもがイライラして物を壊したり癇癪を起こします ・おねしょが出ます。夜突然泣き出します ・育児で夫に協力を求めたら、夫が子どものゲーム機を取り上げ壊してしまい、子どもを威圧してることを理解しようとしません ・歳をとった家族が、感染症に対して不安感が強くなり、出勤前に泣きながら「仕事に行ってほしくない」と訴えます ・家族が濃厚接触者だったため知り合いに言うに言えず苦しかったです ・在宅待機になった夫は寝ているばかりです。起こせば不機嫌ですぐお酒を飲んで荒れてしまいます これらは、隔離された状況下で起こるストレス反応です。東日本大震災後の避難所や仮設住宅で生じたことと同じ形です ・子どものストレスにどう関わったら良いか ・どうしても子どもだけ家に居る時間が出た場合どうしたら安全か ・家族に感染者が出たらどうするのか 先が見えない不安と制限や自己責任が生みだす心理に気づいたら、正しい知識を選ぶ事、情報被曝をコントロールすること、相談が基本です 隔離状況での子どものストレス蓄積に気づいて、安心安全を与える関わりが基本です 急性のストレス反応 甘える・心配になる・元気が出ない・悲しくなる・おねしょをしてしまう・いらいらする・怒りっぽくなる・喧嘩が増える・没頭する 慢性化してくるときのストレス反応 腹痛・頭痛・不眠・食欲不振などの身体化、赤ちゃん返りと癇癪、失禁や夜尿、遊びでの不安な出来事の再現 隔離状況での自分のストレス蓄積に気づいて自分で調節したり、癒し合うことが大切です 不安・恐怖、怒り・フラストレーション、うつ・倦怠・孤独、悪者視され異物扱いされる恐怖と非常識な行動を非難する怒りの沸騰 進むと、気分の高ぶり、危険を顧みなくなる、没頭、集中力低下、作業能率の低下、不眠悪夢・動悸・発汗・立ちくらみ 自覚しにくいのですが、通学や出勤しないこと自体で身体的疲労が減り、睡眠が悪化し、緊張やストレスの回復が悪くなります 崩れがちな日常生活習慣(動く・食べる・排泄する・眠る)を意識して守ったりつくる行動が基本です 3 食と睡眠と運動を意識的にすると安心安全感が得られます 互いが近く窮屈に感じるからこそ、寛容さをつくる感謝や労りの言葉掛けが感情のメンテナンスをしてくれます 思うに任せない日々の中で新しいルーチンを作って守ることで、状況に対処出来ているという自己効力感が得られます 適切な情報や欲しい情報やセルフヘルプについて少しでも支援になればと思い、情報サイトをまとめました

子どもの安心・安全確保のために

NHK for School 新しいコロナウイルス 気をつけること(9)・・子どもが自分で適切な情報を得る
https://www3.nhk.or.jp/news/easy/k10012315221000/k10012315221000.html

『感染症対策下における子どもの安心・安全を高めるために』(こども向け)動画版「子どものこころのサポート動画」・・子どもが自分で 適切な情報を得る

第 1 回「子どもの一般的な反応・行動」
第 2 回「見るポイント、聴くポイント」
第 3 回「周りの大人へもサポートを」

子どもの不安への対応(セーブザチルドレン・日本臨床心理士会・日本公認心理師協会)

コロナ感染症について子どもたちへの伝え方(CDC・WHO は英語)

子どもたちの不安への大人の対応の仕方(WHO・UNICEF の『Healthy Parenting』の翻訳)

①1 対 1 の時間をつくる・・子どもと向き合う時間を作る・波長合わせをして遊ぶ ②肯定的でいましょう・・禁止や命令でなく、分かりやすく肯定的にとれる依頼をする ③新しい日課を作る・・中断された日常生活の代わりの日課と感染対策を日課に組み込む ④悪い行いへの方向転換を・・立ち止まる・提案する・挽回のチャンスを与える ⑤焦らずにストレスマネジメントする・・孤独にならないように話をし、焦りのひま潰しでなく緩む休憩をとる ⑥新型コロナウイルスについて話をする・・「うん/別に」でなく、気持ちを引き出す聞き方で 『しんじゅ貝とチョウチョのお話し』・・子どものリソース絵本( EMDR 学会)・・PDF です

大人たちの知識

子どもの SOS と大人ストレスとへ目を向ける(小橋孝介松戸市立総合医療センター小児科医長)

新型コロナウイルスに対する学校でのメンタルヘルス支援パッケージ(日本児童青年精神科・診療所連絡協議会 HP よりダウンロード可能) 学校が休みの間の家での過ごさせ方

①規則正しい生活と適度な運動やリラックスできる時間をとること
②感染拡大防止に気をつけること
③不安をあおりがちなメディアに接する時間を減らすこと
④家族や親せき、友人などの親しい人と話す時間をもち、孤立しないこと
⑤ストレスに伴う心理的な反応について気をつけること。

保護者
①保護者自身の体調維持努力を子どもと行う
②正しい情報を公的なホームページなどで得て子どもにも伝える
③親子とも不安を煽るメディア被曝を減らす
④親子や知人と話をし親子とも孤立を防ぐ
⑤過去にストレスを乗り越えた体験を思い出す、子どものストレス蓄積に気を配り対処する
⑥お酒やタバコなどに頼りすぎない(自己管理できているか)
⑦自分の心理状態を把握する(優先順位を付けられるか)
⑧必要なときには相談を(家族・同僚・専門家) 「病気・不安・差別」。病気への過度の恐怖とそこから生じる不安や偏見・差別意識を持たないように(日本赤十字社)

http://www.jrc.or.jp/activity/saigai/news/200326_006124.html
https://www.jpeds.or.jp/modules/activity/index.php?content_id=333 https://youtu.be/ISg2gnfWo08 https://contextualscience.org/files/FACE%20COVID%20Japanese%20Version.pdf

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