3つの○○を書くと幸せになる!?
日記書いてますか…!?
いきなりですが、みなさん、日記を書く習慣はありますか?
日記を書くことには、様々なメリットがあるといわれていますよね。
たとえば、「ストレス解消になる」、「ポジティブになれる」、「自分の思考パターンが客観視できる」など…もしかしたらすでにみなさんご存じかと思います。
テキサス大学のペネベイカーの研究でも、「自分の気持ちを紙に書くこと」には、心身の健康や、幸福感が高まる効果もあることもわかっています。
これについては、詳しくはよかったら別動画をご覧ください!!
ちなみに、日記について、「青山ハッピー研究所」が行った調査によると…
(2011年7月6日~7月12日、インターネット調査、3,875人、全国の20歳以上の男女)
「ほぼ毎日、書いている」と回答した人は、わずか全体の16.6%だったそうです。
日記だけに限らず、なかなか毎日続けるのは難しいですよね?
でも、ある心理学研究によると…毎日続けなくても、たったの1週間続けるだけで、十分効果があることがわかっています。
具体的には、「3つの良いことを、1週間だけ書き続けると、幸福度が半年間に渡って上がる」ことが研究によってわかっています。
3つの良いことを1週間書くだけで幸せになる!?
これは、「3つの良いこと」については、マーティン・セリグマンが提唱する幸福度を高めるワークで、その効果は研究結果によって示されています。ちなみに、セリグマンは、アメリカ心理学会の会長も務めたポジティブ心理学の創設者で、非常に有名な方が行った研究です。
この研究では、まず実験協力者に1週間毎日、「3つの良いこと」を書いてもらいます。
そして、実験前と1週間後の実験後で、「幸福度テスト」と「うつ度チェック」を行いました。そして、その後も6ヶ月間の観察を行ったそうです。
実験の結果、たった1週間のワークで、幸福度は56ptから58ptヘUPし、さらに…6ヶ月後には61ptまで上がったと報告されています。
また、うつスコアは、実験前は14ptだったのが、1ヶ月後には10ptまで改善し、さらにその効果は6ヶ月後も持続していたことがわかっています。
つまり、たった1週間だけ「3つの良いこと」を書くだけで、幸福度はアップし、うつ傾向も改善し、おまけに、その効果は書くのをやめた後、6ヶ月間も持続するという驚きの効果が示されています。
アオジュン考察
個人的には、「たった1週間、毎日」やっただけで、「6カ月も効果が持続する」という点だけ、ちょっとホントかな?…と思わず疑いなくなるような結果なんですが…
「3つの良いこと」は多くの研究から、少なくとも「幸福度がアップする点と、うつスコアが改善する点」に関しては、効果は間違いなさそうです。
また、他にも「1週間毎日」やるのではなく、「週2回」を「1カ月間」をおこなった研究によると…(日本人1000人を対象)
目立った効果は認められなかったそうです。
なので、「週2回・1ヶ月」ではなく、「毎日・1週間」、しっかりと行うことがポイントです。
ちなみに、やり方は簡単です。
寝る前に、その日に起きた良いことを3つ思い出して書き出すだけです。
箇条書きで構いません。
たとえば、こんな感じ。
1:今週のワンピースが面白かった
2:仕事で同僚に感謝されて嬉しかった
3:夕食の麻婆茄子がおいしかった
書くのが面倒だったら、スマホアプリ。スマホアプリが面倒なら口に出すだけでOKです!!
また、もし続けられるようなら、1週間と言わずに、毎日続けられたらかなりの効果を発揮するはずです。
あとは、たとえば、なんだか気分が優れない時だけ、1週間限定でやってみるのもオススメです!!
ちなみに、この「3つの〇〇を書くと幸せになる!?」はアニメーション付き動画として、youtubeで解説しています!!
よかったら併せて見て頂けると幸いです。
より参考になるかもしれません。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!!
アオジュン心理学研究所でしたーーーー!!
参考文献(サイト)
・樺沢紫苑 『精神科医が見つけた 3つの幸福 最新科学から最高の人生をつくる方法』 飛鳥新書 2021年
・アサヒグループホールディングス株式会社『日記を書いていますか?』青山ハッピー研究所 2011年 https://www.asahigroup-holdings.com/company/research/hapiken/maian/bn/201107/00383/#sec01a
・関沢 洋一 、吉武 尚美 『Does the Three Good Things Exercise Really Make People More Positive and Less Depressed? A study in Japan』独立行政法人経済研究所 2015年 https://www.rieti.go.jp/jp/publications/summary/15010001.html
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