長所を尖らせる方がコスパが良い理由!?

みなさんの長所は…?
いきなりなんですが…みなさんの「長所は何ですか?」
…じゃあ、今度は「短所は何ですか?」
こうやって質問すると、ほとんどの人は短所の方が簡単に思きませんか?
特に日本人は、そーゆー傾向にあるみたいですね。
一般的に人は短所とか苦手なものとかできないものについついフォーカスしてしまいがちです。
そして、そーゆー短所を頑張って克服しようとするものです。
でも、実は「短所を努力で克服しようとするよりも、長所を尖らせたほうが圧倒的にコスパがいい」かもしれません。
センスがあることを伸ばした方が〇倍コスパ良い!?

これは、ネブラスカ大学(アメリカ)の速読についての研究でもわかっています。
この研究では16歳の学生、1000人に対して、速読のトレーニングをしています。
まず、トレーニング前に、2つのグループに分けています。
「1分間に90文字読める」第1グループと、「1分間に350文字読める」第2グループ。
要するに、もともと速読が平均レベルだったグループと、もともと速読が得意なグループだったグループに分けたということです。
そして、その後、2つのグループに同じ速読のトレーニングをしました。
その結果…
速読が平均レベルの第1グループでは、「1分間に150文字読める」ようになりました。
それに対して、速読が得意なグループはどうだったかというと…
なんと…「1分間に2,900文字読める」ようになりました。
倍率でいうと、センス普通チームは1.7倍U Pしたのに対して、センスあるチームは8.3倍UPということです。
つまり、「約5倍」コスパが良いことになります!!
圧倒的ですよね!!
つまり、速読が平均レベルのグループは、トレーニングしてもゆるやかな成長しかなかったことに対して、
最初から速読が得意だったグループは、トレーニングによって爆発的に成長したということです。
この研究からも分かるように、苦手なことをいくら努力しても、大して強みにはならず、自分がもともと得意なことをより尖らせたほうが効率的だし、よっぽど強い武器になるということです。
アオジュン考察
たとえば、Appleの創業者のスティーブ・ジョブズは、協調性が極度に低かったってという話もたくさんあります。
それでも、短所を補ってしまうくらい、長所を尖らせたから…良いアイデアを生み出せたんだと思います。
実際に、「長所を伸ばそう」と考える人のほうが成功しやすいのはいくつか理由があります。
一番大きいのはモチベーションです!!
誰でも、苦手な事よりも、得意な事のほうがモチベーションが上がって、長続きもしますよね?
なので、世の中で活躍している人は、一見、血の滲むような努力をしてきたと見られがちですが…
実は、本人達からすると、努力という言葉はピンと来ないかもしれません。
なぜなら、本人たちは、ただ好きなことをやっていて…
自然とモチベーションが維持できていたのかもしれないからです。
ちなみに、この「長所を尖らせる方がコスパが良い理由」はアニメーション付き動画として、youtubeで解説しています!
よかったら併せて見て頂けると幸いです!
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
アオジュン心理学研究所でしたーーーー!!
参考文献(サイト)
・八木仁平『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方 人生のモヤモヤから解放される自己理解メソッド』KADOKAWA 2020年
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