臨床心理士・公認心理師になるためにお勧めの映画

レポート:FromU心理師 谷

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映画鑑賞は人のこころの動きを知るためにとても役立ちます。これからご紹介する映画は、心理学的な視点で観るとより面白いものをまとめました。人間のこころとは何かを考え直すきっかけになるもの、人が癒されたり、精神的に回復・成長するために何が必要かなど多くのヒントが隠れています。どんな映画なのかあらすじと注目ポイントを載せますので、興味がある方はぜひご覧ください。

※【 】は映画と関連する心理学のキーワードです。



キャリー【思春期心性・トラウマ】


キャリー (字幕版)

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あらすじ: 学校ではいじめられ、家では狂信的母親にののしられる日々を過ごす少女キャリーは、遅い初潮を機に超能力に目覚める。一方、そんな彼女をプロム・パーティで励まそうとする友人の優しい思惑は、心ない悪ガキどもの魔手により、やがて壮絶極まりない惨劇の扉を開けることに…。(アマゾンより)

ポイント:ただのホラー映画と思ってはいけません!!思春期真っ最中の主人公のキャリーが、どのような傷つき体験をしたのかあまりに痛々しく描き出されています。 思春期特有の学校の雰囲気の描写もリアルです。皆さんも、中学・高校の間に一回ぐらいは本当にしんどかった時期ってあるんじゃないでしょうか?大人になると、それが心の中でいい意味でだんだんと風化されていきますが、この映画を観るとその当時が蘇った気持ちになります。自分を振り返ったり重ねながら観ると、思春期の子どものこころはどうなっているのか理解しやすいのではないでしょうか。

素晴らしき哉、人生!【ソーシャルサポート】


素晴らしき哉、人生! [DVD] FRT-075

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あらすじ: 『或る夜の出来事』のフランク・キャプラ監督の名作。1945年のクリスマスイブ。住宅金融会社を経営しているジョージは度重なる不運で自殺しようとするが、そこへ天使が現れ、ジョージがいなかったときの世界を見せる(Filmarks映画情報より)。

ポイント:この映画はクリスマスになるとアメリカのテレビ番組で毎年流れるそうです。そのぐらい、古くて有名な映画で、子どもから大人まで広く楽しめる内容となっています。そんな万人受けする映画のどこがいいんだ?って思うかもしれませんが、心理学的な解釈はいくらでもできると思います。
死にたいと思っていた主人公が、町の人々や奥さんのサポートなど、いろんな要因で回復していくのですが、人とのつながりって、行きつけのバーみたいな弱いつながりから家族といった強いつながりまで色々あって、当たり前だと思っていたどのつながりも大きなサポートになっているのだと気づかされます。
日常生活の中にある小さなことをサポート資源と見立てる力は、きっと臨床にも通じているのかもしれません。

グッド・ウィル・ハンティング【青年期のアイデンティティ】


グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち (字幕版)

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あらすじ: アメリカのトップ大学で最も才気があるのは、その大学に通う学生ではなく…床を磨く少年だった!ウィル・ハンティングは労働階級の頑固な天才少年だが、人生では落ちこぼれている。多くのいざこざを起こす彼にとって、心理学の教授と心を通わせることだけが唯一の望みだった(アマゾンより)。

ポイント:ラストにかけて主人公が成長していくシーンはボロボロ泣けるのでおすすめです。カウンセリングによって自分の過去と向き合い未来を考えるようになっていきます。カウンセリングのシーンは、カウンセラーが主人公に揶揄されて胸ぐら掴んじゃったり、いろいろツッコミどころはあるのですが(笑)、自分自身を確立していくためには、真剣に向き合ってくれる大人がいることや長期的に支援者に見守ってもらうことが大切だと改めて感じられる作品です。



インサイド・ヘッド【対象喪失・イマジナリーフレンド・メンタライゼーション】


インサイド・ヘッド (字幕版)

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あらすじ:ディズニー『PIXAR』が贈る、感動と驚きのファンタジー・アニメ。11才の女の子ライリーの頭の中には、ヨロコビ、イカリ、ムカムカ、ビビリ、そしてカナシミという名の5つの感情が存在し、彼女を幸せにするため奮闘していた。ある日、見知らぬ街に引っ越したライリーの心は不安定になり、感情たちに思わぬ大事件を起こす…(アマゾンより)

ポイント:5つの感情(基本的感情)がどのようにこころを作り上げているのか、子どもにもわかりやすく伝えています。中でも主人公が悲しむことの重要性に気づく過程は、まさに精神分析家の小此木圭吾先生のいう対象喪失の理論ではないか!と、とても驚きました。そのほかにもイマジナリーフレンド(想像上の仲間)が出てきたり、様々な感情を認めてあげること(メンタライゼーション)の重要性も描かれています。

十二人の怒れる男【集団心理・同調】


十二人の怒れる男(字幕版)

プライムになし

あらすじ :18歳の少年が起こした殺人事件に関する陪審員の審議が始まった。誰が見ても彼の有罪は決定的であったが、一人の陪審員は無罪を主張。そして物語は思わぬ展開に! (アマゾンより)

ポイント:社会心理学にも関連している映画だと思います。ほとんどの陪審員が他の陪審員に合わせて同調していき、有罪になりかけます。この同調してしまう心のプロセスってなんだろう?と夢中になります。そして、結局無罪を主張した人物にも同調してしまう点がまた面白いです。集団の中で自分の考えを持つこと・主張することの難しさや、臨床場面でもその人を見立てる時にいかに多角的な視点で見ていくことが重要なのかが分かる映画です。

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