【言語聴覚士直伝】カプセル薬が苦手で飲めない子どもへの対処法

薬はお子さんにとって無機質な味で不味くて口に入れたくない、喉につっかえると痛くて不快という声が聞かれます。そのため、飲めば効果が出るはずなのに薬を嫌がって飲んでもらえなくて苦労されている保護者の方は多いと思います。今回は、錠剤が苦手なお子さんのための準備や飲み方について言語聴覚士の視点でまとめました。




なんで薬が飲めないの?

薬を上手に飲めないと、喉につっかえます。お子さんは薬を喉につっかえる経験をすると、薬を飲むこと=不快と感じるようになります。人は不快なことを予知すると無意識に体に力が入ります。そのため、薬を飲むときに喉に力を入れるようになります。喉に力が入ると薬の通り道が狭くなり、余計につっかえやすくなったり、つっかえたときの痛みを強く感じやすくなります。
じゃあ力を抜けば飲めるんだ!と思います。ですが、お子さんは「力を抜いて」と言われて意図的に体の一部分の力を抜くことが得意ではありません。そのため、まずは力を抜く練習や小さいものを飲み込めた経験を積んで自信を付けることをおすすめします。

喉の力を抜くには?

あくびの時の喉を再現してみましょう。薬を口に入れ水をふくんだ後、飲み込む直前にあくびの時のような脱力ができると、飲み込むときの不快感が軽減されます。

飲むときのポイント

飲む前に水を少し飲んで、口の中を湿らせます。

  • 舌の少し奥に薬を置く。
  • 多めの水をふくんで、上を向いて飲み込む。(下や正面を向くと、飲み込むタイミングと合いにくくなります)
  • 飲み込むタイミングと、薬が飲み込む場所を通過するタイミングを合わせるように意識しながら飲み込む。


それでも薬を飲むのが怖い…

チョコレートや麩菓子を錠剤より小さいサイズにしてのみ込む練習をしてみましょう。薬の無機質な味が嫌いなお子さんや、大きい錠剤が苦手なお子さんは、成功体験を積めると、飲み込む自信に繋がると思われます。でも、やっぱり、苦手なことに取り組むのは大人もお子さんも辛い…
医者は注射をした後に飴やシールをくれますよね。薬も同じで、お子さんにとっては大きなストレスになっています。薬を飲んだ後に好きなお菓子を食べられる、などのご褒美があると薬を飲むことに対する抵抗が減るかもしれません。薬の無機質な味が嫌いなお子さんは、薬の味が口の中に残る事にも強いストレスを感じます。味を変えられることが分かると、薬に対するマイナスなイメージが軽減する可能性があります。
※飲み合わせが悪い食材がありますので、必ず医師や薬剤師にご相談ください。
※また、上記を基本に対応をオーダーメイドに考えていくことが大切ですので、言語聴覚士や心理士のアドバイスを受けることをおすすめいたします。

子どもが嫌がって手を洗わない

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