これから、ブログきちんと書きます【カウンセリングで話を他人に聞いてもらうことの大切さ】奥行きの知覚における両眼性の手がかりとして、正しいものを1つ 選べ。

ゼミのメンバーに「フィリピンの記事めっちゃ好きなんですよー。」といわれ浮き足たち書くことにしました。しばらく書いてなかったブログこれからきちんと書きます!

なぜ書けなかったかというと、言い訳は1034個くらいあるのですが、何書いていいか解らなくなっていたからですね。いや、心理の専門家だし心理のことを書こうかなーと思ってたのですが、なんか他のサイトにいいこと書いてあるし(たとえば、オフィスKさんの記事)とかめっちゃいいわけですよ。立ち位置と順位にこだわるAKBメンバーの誰かと自分を重ね合わせ、踊りも歌いもせず書きもせず本日を迎えました。

しかし、今日からは違います。これからブログ記事を書いていきます。絶対書きます。

なぜ書こうかと思ったかというと、やっぱり「フィリピンの記事めっちゃ好きなんですよー。」といわれたからですかね。そして、そこから2つの伝えたいことができましたのでブログにします。

その前に、是非、国家試験対策を兼ねてとして次の問題を解いてみてください。

奥行きの知覚における両眼性の手がかりとして、正しいものを1つ 選べ。

①陰影 ②輻輳 ③重なり ④線遠近法 ⑤きめの勾配

公認心理師試験 (過去問 第3回 午前)より

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目次

正解は片目じゃわからない・・・

正解は、②の輻輳ですね。割と選択はしやすいけれど、声に出して読めたら正解だとしたら正答率5%を切るのではないかと思われる問題です。どうでしたか?

輻輳(ふくそう)と読んで(方々から集まること。物が1カ所にこみあうこと。)という意味です。

クレジット:Cookie486

上の図を見てください。右目と左目で物体への見え方が少し異なりますよね?この違いが、奥行きを理解する人間の心のからくりなんですね。認知心理学とかで勉強します。

これでもよくわからない人は、2時間くらい片目つぶって生活してください。物との距離がわからなくて、取れなかったりぶつかったりすることでしょう。よりスリリングにしたい場合は、責任を持ちませんが運転していただいてもかまいません。

伝えたいことの2つのうちの一つ目:単一視点で考えることの危険性

ところで、輻輳って認知心理学だけの話でしょうか。ひとつの視点だけで人生を生き抜くって、片目で運転をする以上に危険なことだと僕は感じました。

フィリピンの記事は個人的にはあまりにアホくさいのでお蔵入りにしていたのですが、違う視点によって、「自分っぽい記事を書こう」と思えました。つまり未来への奥行きが広がったということです。

また、心理士としては、人はアドバイスや他人の意見によって行動が変わることなんて少ないと考えています。しかし現実、こうして行動が変わってブログをかきはじめることをしました。もちろん、他の要因としてタイミングや自分で「そろそろ書かないとな」と考えていたこともあるでしょう。これらのさまざまな要因こそが輻輳角を作り、ブログへの取り組みを変えたのかもしれません。

つまり一つ目の気づきとして何が言いたいかというと、一つの視点や自分だけの視点だけだと、物事を平面的にしかみられないということです。「考え」は友達、ときに専門家などに聞いてもらうことが大事でしょう。また、人を支援するということについても「聴く」だけでなく「話す」ことももちろん大事です。

心理士は「聴く」ポジションを重視しますが、「話す」方向の役割をポジションにしている他の専門家と協働して輻輳的な心理支援をすることは、支援の深みを構築するうえでとても大事なことでしょう。さすがツンデレと名高い心理師の国家試験です。「正しいものを【1つ】 選べ。」という態度で、答えを②&輻輳にして多視点的な支援の重要性を受験者に訴えかけてくれています。

2つ目で伝えたいもう一つのこと

現在、#FromU臨床心理ゼミは、心理士だけでなく、教員、保育士、社会福祉士、行政書士、言語聴覚士、看護師、会社員、経営者、WEBデザイナー、フリーランス、学生と集まってそれぞれの専門性で心理支援を考えています。

現在、一緒に深みを作ってくれているメンバーたちには感謝と共に、もう一つの伝えたいことをいいます。

それは…

フィリピンの記事より

ヨーロッパ旅行記事の方も面白いよ。

ということです。

またブログ書きます。

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この記事を書いた人

沢 哲司(医学博士/臨床心理士/公認心理師)のアバター 沢 哲司(医学博士/臨床心理士/公認心理師) 医学博士/臨床心理士/公認心理師

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