お金はいくらあれば幸せか!?

目次

みなさんにとっての幸せとは…!?

いきなりですが、みなさんは「生きる意味は何か?」と聞かれたら何て答えますか?

私は「幸せになること」と答えます!!
おそらく多くの人が同じような答えになるかと思います。

では、みなさんは「幸せとは何か?」と聞かれたら何て答えますか?

あたりまえの話ですが、幸せの感じ方は「人それぞれ」ですよね。

例えば、「家庭を築くことが幸せ」と感じる人もいれば、「仕事でも一目おかれる立場になることが幸せ」という感じる人もいますし、「好きな時間に好きなことができることが幸せ」という感じる人もいます。

そして、「幸せとは何か?」に対する最も多い回答は、「お金」に関する答えが一番多いと言われています。

つまり、「お金=幸せ」ということですね。

お金は本当に大切です。お金はいくらあったって困らないし、当然その価値観は否定できるものではありません。
でも、心理学的な視点で考えると、お金があるからといって「必ずしも」幸せになれるというわけではないようです。

今回のテーマでは、お金がなくたって幸せ…というようなきれいごとを言うつもりはありません!!
具体的にどれくらいお金があれば幸せを感じるのか…といったような、あくまでもお金と幸せにフォーカスを当てたテーマが中心になっております!!
ぜひ最後までお付き合いいただければ幸いです!!

…ということで、今回は「お金はいくらあれば幸せか?」について、その心理学的な3つの研究を中心に解説していきます。

宝くじが当たっても幸せとは限らない!?

1970年代にノースウエスタン大学のフィリップ・ブリックマンが仲間と行った研究で経済面で夢が叶ったとき、人の幸福に何が起きるか調べました。
つまり、棚ぼた的な運の良さで手に入れた幸福は長持ちするのか?…ということです。

ブリックマンはイリノイ州の宝くじで膨大な賞金を引き当てた人たちに連絡を取りました。
比較グループとして、イリノイ州の電話帳から無作為に参加者を選びました。
そして全員に自分の現在の幸せの度合いと、将来どれくらい幸せになりたいかを伝えて貰いました。
さらに毎日どれぐらい楽しいことがあるかについても尋ねました。

その結果、幸福感とお金の関係について驚くべき事実が明らかになっています。
一般的には宝くじに当たった人の方が当たらなかった人よりも幸せと感じがちです。
そして将来の幸せに関しても宝くじに当たった人の方が幸せだと予想するでしょう。
しかし結果はそうではありませんでした。

両者の間に大きな違いはなかった」のです。

ただ、実際に違う点は1つありました。
それは、宝くじに当たった人に比べ、当たらなかった人のほうが日々の単純な出来事に喜びを見いだす度合いが高かったのです。

もちろん宝くじに当たると言うのは富を得る方法としては例外的ですよね?
なので、ここからは働いて富を得た人たちの収入と幸福度についての紹介をします。
つまり、収入が高いビジネスマンは幸せなの?ということ。

年収800万が幸福度の最大値!?

お金と幸福の関係については2010年に報告されたアメリカのプリンストン大学の心理学者ダニエル・カーネマンの研究が有名です。
この研究では、45万人を対象に年収と幸福度の関係を調査したそうです。
ちなみに45万人っていうとだいたい東京23区の葛飾区の人口くらいですね。
かなり大掛かりな調査です。

その結果、年収が約800万(7万5千ドル)までは収入と幸福度の増加は比例して伸びるという結論が出ています。

カーネマンの論文内のグラフですと、英語表記とドルベースなので、日本人にはちょっと見づらいため、ここからは私が作成した簡易バージョンのグラフに変えて説明します。

論文内のグラフですと…オレンジ色の線は「positive affect」、勝手ながら「ハッピー度」訳させていただきます。つぎに黄色の線、「not blue」、こちらは「凹まない度」、最後の緑の線は、「stress free」、「脱ストレス度」とさせていただきました。
つまり、この3つのptが高ければ、幸福度が高いということになります。
この3つの数値もいずれも確かに年収800万を境にフラットになっていることが分かりますね。
(※1ドル=105~106円で計算 2020.3.1現在)
つまり、年収800万も、倍近くになった1680万も、幸福度は倍にならずに…あまり変わらないことがわかります。

なぜ、800万円が幸福度の最大値なのか?
カーネマンは「年収800万円になると衣食住での不満がなくなってくるから」だと考察しています。
つまり、身の安全や食料の確保など、最低限の衣食住が満たされるまでは収入の増加によって幸福度が増すということになります。

また、アメリカのパデュー大学でも世界164ヵ国を対象に、同じような研究がおこなわれていて…

やはりカーネマンの研究と同様に年収600~800万(6万~7万5000ドル)位で幸せの上限に達しました。

そして、1000万円(9万5000ドル)以上収入が増えると日本も含めて幸福度や満足感が下がった国が多かったと報告されています。

ちなみに1000万円(9万5000ドル)を超えて、逆に不幸になるのは次の理由が考えられるそうです。

①年収が上がるにつれて責任や仕事量の負担が増えて自分の自由な時間がなくなる。
②年収が上がることで、これまでの人間関係では満足できなくなる。

つまり、年収1,000万円以内でも、サービス残業や休日出勤などで自由な時間を奪われていては満足感も幸せも手に入りません。幸せをつかむには、働き方もとても大切ということになります。

幸福度は年収420万≒800万!?

国税庁の民間給与実態調査によると、2018年における日本人の平均年収は約441万円となっていますので…年収800万は平均よりもかなり高くなっていますね。

しかし、上記のグラフを見ると…

年収420万も、年収800万も、幸福度の差はほとんどないことがわかります。

アオジュン的には、幸福度からの観点でいえば…日本人の平均年収も、年収800万もほとんど同じだと考えています!

ここからは、アオジュン的結論を紹介します。
一説によると…「年収1000万円を超える人でも、楽な生活ができていると感じる人は少ない」と言われています。

人生を会社経営の視点から考えたらわかりやすいかもしれません。
たとえば…1000万円の売り上げがあったとしても、その売り上げを立てるために1500万円のコストがかかってしまえば、会社は赤字になります。
同じように、先ほどのコストを…人間関係や時間、健康、家庭、自由といった財産におきかえてみたときに、1000万円の年収のために、多くのコストとして差し出さなければならないのなら、その人の人生は赤字になります」

もっと稼ぎたい、もっとカネが欲しいと望むあまり、体を壊すほど働いたり、家庭をかえりみなくなったり、人間関係が悪くなってしまったりすれば、その人が感じる幸せのハードルはますます高くなっていきます。
なので…年収300万でも、500万でも、年収1000万プレーヤーと同じ幸せを感じることができるかもしれませんし、もしくはそれ以上に幸福感を感じることができると思います。

なので…漠然と年収を頑張ってあげることばかりに固執せず、まずはあなたの幸せについての価値観を改めて考えてみることから始めてみると良いかもしれません。

つまり、「何事もバランスが大切」です!!
ちなみに、これはアオジュンのモットーです。

まとめ

…というわけで、今回のまとめです!!

「お金はいくらあれば幸せか?」のポイントは3つ!!

まず一つ目は、「宝くじが当たっても幸せとは限らない」ということ。

二つ目は、「年収800(75,000$)が幸福度の最大値」ということ。

三つ目は、「幸福度は年収420万 ≒ 800万」ということ。

つまり、心理学的に考えると、幸せになるには・・・億万長者になる必要なく、年収420~800万あれば幸福度はほとんど変わらないということですね。
今回の結論は、あくまでも統計的なものです。なので、全ての個人に必ずしも当てはまるものではありません。

まあ、とはいっても・・・やっぱりお金は欲しいですよね?
ちなみに、アオジュンも毎週コツコツと宝くじを買っています(笑)

なかなかすぐには変わらないかとは思いますが・・・少しだけ意識してみると、あなたの人生はよりよいものになるはずです!!
ぜひ活用してみて、今よりももっと良い人生を築いていってください!!

ちなみに、このお金はいくらあれば幸せか?」はアニメーション付き動画として、YouTubeで解説しています!!

よかったら併せて見てみて頂けると、幸いです!!
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!!

心理学研究所のアオジュンでしたーーーー!!

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!

この記事を書いた人

株式会社カノン・エージェンシーと株式会社ミライト・レンタリースの専務取締役です。本業の傍ら、通信制大学&fromU & 独学で心理学を勉強中です。2023年より心理系大学院に進学予定です。
みなさんに役立ちそうな心理学に関するテーマをアップします!!

コメントをどうぞ

コメントする

目次
閉じる